私達、東京都製紙原料協同組合は紙リサイクルを業として100有余年、団体として 70年、古紙を集荷し、選別加工梱包を施し、製紙原料として国内外の製紙メーカーに納入している古紙流通のプロ集団です。21世紀の地球温暖化防止、 CO2排出削減、都市のごみ減に増々重要になる循環型社会構築を坦う団体として活動を続けています。過去から現在、そして未来へ、東京都内及び周辺地域での滞りない古紙回収の更なる促進、組合員の意識向上、安定的な事業の継続を目指して全力で取り組んでいます。
近年では東日本大震災、世界的原油安、中国経済の減速、円高、IT化の進展等による紙媒体の減少で、紙パルプ産業も市場縮小を余儀なくされています。現在、当組合も印刷、製本業界等からの産業古紙の減少により、組合員の業務縮小や転廃業による退会者者も少なくなく、2020年8月末で155社の組合員となりましたが、生き残りをかけた組合活性化の為の新規事業に取り組み、集荷直納それぞれの活性化、関連業界との積極的交流及び意見交換等を通じて、組合員にメリットのある事業を、これからも推し進めて参ります。
また、将来を見据え、次世代を担う青年部メンバーの育成に力を入れ、未来ある若者が当組合で活躍出来るよう環境を整えて参ります。21世紀の東京の古紙リサイクル業界を担う者として、より一層の研鑚を積み、英知を出し合い、一致団結して努力をして行かなければなりません。
当組合が所属している古紙業界の全国組織である全国製紙原料商工組合連合会では、日本の古紙の競争力を高め付加価値を付ける為、J-BRAND 事業を進めています。これは組合員の扱う古紙の品質の維持向上、違法な持ち去り古紙の排除、世界一選別の行き届いていると言われる日本の古紙のブランド化をターゲットにした、認定制度です。業界の人材教育に寄与し、世界の古紙マーケットの中で日本の古紙の競争力をより一層高めて行くと云う目的があります。
今後とも当組合の発展に邁進して参りますので、宜しくお願い致します。
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