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平成30年 第62回通常総会 赤染清康理事長 挨拶
「メリットのある施策と、合理的な運営で、組合員数を増加させる」

 現在の古紙業界は中国で昨年の秋から実施された「ナショナル・ソード」による輸入規制で一部銘柄では日本からの輸出量がかなり落ち込んでいます。関係団体の総会では中国は環境問題から輸入制限をかけているので今後も輸入規制が長期間続くことを覚悟しなければならないとの見方が大半でした。また、欧米の古紙の品質調査をするために製紙連合会と関東商組でオーストラリアから新聞古紙1コンテナ分を受け入れたところ、新聞古紙3割、その他古紙が4割、廃棄物などの禁忌品が2割でした。欧米では大手産廃業者がごみと一緒に回収するシングルストリーム方式に対して、日本は100年以上古紙を生業とする会社が細かく選別して出荷しています。古紙は品質が大事であり、今日まで培ってきた古紙の選別や品質の判断する力は我々しか持っていません。我々はJAPAN・BRANDは高品質で高付加価値の商品であることが評価されて世界のマーケットに復活すると思っています。
 当組合は長い間組合員数が減少傾向でしたが、昨年から今年にかけて新規加入企業も増えています。今の状況が底になる様に、当組合では組合員にメリットがある共販輸出や、個人情報保護制度の認定などの施策を進めて行きたいと思っています。その他では中央支部の併合など、現代の状況に合った合理的な支部の運営を行うことで組合が将来的にも存続していけると思います。
 また、青年部が印刷業界や製本業界などの他業界との交流を積極的に行っています。今後とも皆様方と共に力を合わせて組合活動を進めていきますのでよろしくお願い申し上げます。


(平成30(2018)年5月 於・東京都製紙原料協同組合 第62回通常総会)


理事長 赤染 清康


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